デジカメな話。

私、デジタル写真はRAW撮りして、現像はキヤノン純正のDPPを使ってます。
ところで最近よく見るページの上部に、adobe Lightroom3の広告を目にしました。
乗換え、特別提供版が1万ちょっとで買えるみたい。
それで興味が出てきました。
Lightroomは30日間は無料で試用できます。
それ以外にメジャーな市川ソフトラボラトリーのSILKYPIXも試用版がある。（5月末まで期間限定のBeta版）
この土日、時間があったので、これら3種、Windows環境で簡単に試用できる現像ソフトがどんな感じなのか試してみました。
使いやすさの比較をすると、いつも使ってるDPPが慣れてるから一番に決まってる（事実そうだから(^^;）ので、現像に要する時間と出来上がりのファイルサイズ、仕上がり（←これはあくまで個人的な主観）で見て行きます。
※）SILKYPIXはBeta版なので以下の評価は大きく変わることがあります。
（事実、動作速度は調整してるみたいなこと書いてました）
※）各ソフトの設定はデフォルトで、吐き出すjpgの品質だけ各ソフトの最高に設定。
※）使ってるPCはCore2Duoなんで、元々かなり遅い。
※）使ってる素材は5Dm2で容赦なく撮った2100万画素のRAW。
これらを前提として、「ふーん、RAW現像ってそんな違いあるのね」ぐらいに見てもらえるとありがたいです。
まずこれ。
GTもてぎ戦のフィナーレ。

この現像に要した時間と出来上がりのファイルサイズ。
DPP ： 4秒62 / 14873 Kbytes
Lightroom ： 7秒69 / 15458 Kbytes
SILKYPIX ： 58秒87 / 18199 KBytes
SILKYPIXの異常な時間のかかり具合とファイルのデカさ…(^^;
きっと調整不足、なのかな？
しかも、画面に表示した際に最初は粗表示→高解像度表示になるのですが、これまた時間がかかる。この画はなんと2分46秒もかかりました。(^^;
この写真の電光掲示板だけ等倍で抜いたのが↓。

比較画像では分かり難いけど、SILKYPIXは暗部のノイズが少ないと思った。
細かい人物の解像度を落とさなかったんでファイルがデカイし時間もかかったのか。
次、人物。
珍しくピントばっちり決まったショット。

DPP ： 18秒81 / 14551 Kbytes
Lightroom ： 10秒81 / 11335 Kbytes
SILKYPIX ： 53秒25 / 11415 KBytes
さっきはDPPがファイルサイズ最小だったのに、今度は最大。
SILKYPIXはやっぱり時間かかってる。
目だけ拡大。
DPP

Lightroom

SILKYPIX

適当に切ったから大きさバラバラだった、すんません。(^^;;;
でも、等倍だから写ってる大きさは同じ。
個人的に思った印象ですけど、DPPは何においても無難な仕上がり、Lightroomはコントラスト強めで鮮やかな仕上がり、SILKYPIXは商品名のように柔らかくて滑らかな仕上がりで若干コントラスト弱め。
って感じですかね。
これら、設定デフォルトでやってるから、調整すれば全く違った評価になると思います。
普段使いのDPPでは出来ないような細かな調整能力は、Lightroom、SILKYPIXとも豊富で、ちょっと使ったぐらいではその全ての魅力は堪能できなかった。(^^;
それより何より、SILKYPIXは重すぎて…←私のPC、マジに限界感じた。(^^;
同じRAWからの現像でもソフトによって全然違った作品になるんだってことが分かった。
DPPの殻に閉じこもるのも良くないのかも。(^^;
試用期間、もうちょっとあるし、他にも試してみようと思います。