Alfa GTVをいじる(メイキング編)

GTVメイキング編です。
いつものように3mmドリルでリベットを外してバラします。

毎度のことながら、この時点ではどうするかは考えて無いです。とりあえず開けてから現物合わせで作ります。
今回、走らせるに当たってはモータとギアが必要ですが、数年前に買って眠っていたBitCharGがドナーさんに名乗り出てくれました。
電池がダメで走れないので復活の機会です。

まずは、BitCharGのギア歯だけを抜き取り、GTVの車軸に通します。若干スキがあってギアが空転するので瞬着で固定します。
車軸受けに置くと、そのままではシャーシに当たるので、その部分をカットしてやります。

電池はボディとのスキと、ある程度の持続性を考えて単5を使うことにしました。
フロントとリアガラスに干渉することなく収まるのはこの位置しかないぐらい、ぴったり収まります。

モータはBitCharGのマイクロモータですが、このモータの端面には電極が1個しかなく、もう片方はケース自体が電極になっています。
モータの回転方向を調べると、モータのケースを電池のマイナスにしたときに前に走りますので、この状態でモータと電池を半田で直に付ける事にしました。
半田だと強力に付きますのでモータの位置決めにも役立ちます。
電池は0.3mmのプラ板で覆うように留めます。
また、内装は取ってしまうため、車軸を上から押さえる部分が無くなるので、0.3mmのプラ板を軽く曲げて車軸の上から押さえるように貼ります。

ギアの勘合隙と電池位置を慎重に調整しながら配線を行います。
スイッチはBitCharGの送信機の電源スイッチを流用することにしました。
スイッチはシャーシに接着しますが、電池の前端面に当たるようにセットし、電池が前にずれるのを防ぐ役割を持たせました。
そうして配線するとこんな感じ。
ラジコンで余ってたシールを適当に貼ってそれっぽく。

フロントの車軸もリアと同様にプラ板で押さえておきます。

次はボディ作り。
ラジコンですので内装部品は不要です。
その代わり、ガラス面にスモークをかけてやります。
これには本物のラジコン用のマスキング兼スモークシールという便利なものがあります。
以前使った残り物があったので、それを貼ってやります。

貼り終わったらこんな感じ。
このシール結構使えるなぁ。他のリアル系改造にも使えそう…(^^;

勇気が要りますが、ラジコンの特徴であるアンテナとボディマウント用に穴を5箇所開けます。
マウント用は0.8mm、アンテナ用は1.2mmとしました。
マウントステーは0.8mmの真鍮線を適当な長さで切り、アンテナはそこらにあった適当なワイヤで作ります。
アンテナはちょっとこだわって、先端のアンテナキャップを再現します。
ワイヤの先にクリアボンドを付けて固め、そこを赤く塗り、アンテナ本体は黒く塗ります。
アンテナの穴はわざと大きめに開けてリアルっぽくしてるので、ルーフ裏からワイヤ径ぴったりの穴を開けたプラ板で固定するようにします。

リアのランプとガーニッシュはちょっと遊んでみました。
余ったシールの適当な部分を切って貼ります。
わざと玩具っぽくしたつもりだけど、これはイマイチか?(^^;

できたボディをシャーシに乗せて出来上がり。
ボディは固定しません。リベットの残りしろがあるので、接着しなくてもそれなりに収まります。
ではオリジナルとの比較を。
左がオリジナル、右がいじり後。
意味あるのか?この比較。(^^;

では早速試運転。
恐る恐るスイッチON…
床に置くと…
速っ!
正にラジコンばりに、すげぇ速度で走ります。
走ってる写真は撮れないのでせめてモーター音だけでも。
ポッドキャスト初挑戦。
予想外のパフォーマンスに正直うれしいかも。(^^;
電池の重さもあって、出来上がったモデルは重量感にも溢れてるんで満足度も大でした。

14 thoughts on “Alfa GTVをいじる(メイキング編)”

  1. T2さん、こんばんは!
    わぁ~ 相変わらず素晴らしい発想の賜物ですね。
    ココまで来ると、とてもついて行けません。
    私も25年くらい前は、結構RCいじってまして、ハンダやドリル、金ノコ色々やりましたが、小さい中に収めるのは特に難しいです。
    今後も脳の刺激になる素晴らしい物を期待しています。
    よろしくお願いします。

  2. 初めまして。新着の赤い♪マークを見ると寄ってみたくなるもので。見てビックリ!こんなモーターがあるんですね。なかなかいい物をみせていただきました。

  3. siotarouさん、こんばんは。
    私の職場でも数年前にラジコンブームが起きまして…
    すぐにでも走れるメンテしたRCがあるんですけど、最近はなかなか機会がないです。
    こうやって書いてると、走らせたくなりますねぇ…(^^;

  4. ぷらぷらちさん、はじめまして。
    ポッドキャストつけると♪マーク付くんですね。知らなかった…
    せっかく来て頂いたのに付けてる音、くだらなくてスイマセン。m(__)m

  5. T2さん、こんにちは!
    ついに走ってしまいますか!ラジコン風外観など
    小技も効いていますね。
    あとはステアを切って、スバルR2のCMよろしく
    グルグル回るのも面白いかも(笑)。

  6. T2さん こんにちわ
    すごすぎですね。あのアルファが走るんですか?
    デジQのパーツも使えますかね?無線の方が操作しやすそうですけどね。1/10のラジコンは持っていますが今化石化しつつあります。真似したくてもこれは難しい感じかな??

  7. 森くまさん、こんばんは。
    未だタイヤが回るステア切りは実現してないんですよね。出来たらおもしろいでしょうねぇ…
    せっかくラジコン風だし、本当はオマケでプロポも作ってしまうか、って思ってたんですけどね。(^^;

  8. ちっちくん、こんばんは。
    走りますよー、すっごい勢いで。(^^;
    デジQですか、確か私も持ってました。
    ベースがチョロQだし、もしかして臓物も入ってしまうかな?
    コントロールできたら一段と面白いですね。
    今度バラして検討してみようかな。

  9. 凄い・・・w
    なんと言うか、極まって来ましたね
    ついに「走る」んですから!!!
    私はこないだの週末で、やっとこ8Cのステア切るのができました
    とてもT2様には追いつけません!
    ところでこんなトコで質問で申し訳ないのですが、ピンバイスでリベット削ってしまったボディとシャーシはどうやってくっつけているんですか?
    私は後で外せることを考えて、木工ボンドでつけて重し載せて半日・・・
    こうなるとフェラーリのようなネジが楽でいいですね

  10. T2さんこんばんは、少しご無沙汰でした。
    出たあぁ~っ!凄~い!凄過ぎる・・・。
    さすがに走るようになるとは思ってませんでした(笑)
    もうミニカー販売&カスタム、T2工房を立ち上げられますよコレ。

  11. 通りすがりさん、こんばんは。
    お!8Cやってみたんですか。
    結構簡単じゃなかったですか?
    ところで接着の件ですが、留めないと開いて来てしまうような物はクリアボンドで止めています。
    リベットを外す時に、ボス部分を削りすぎ無いよう外すと、ドリルで若干開き気味になったボス部分が引っかかるようになり、嵌める時も「パチッ」っていうぐらい引っ掛かりが残る場合があります。
    普段動かさないならこれで十分だと思います。
    リベットを外した後、2.4mmぐらいの穴を空け、2.6mmのタッピングビスで留められるようにすると楽かな?って思ったこともありますけど、実行はしたこと無いです。

  12. desertorchidさん、こんばんは。
    私もまさか走らせることになるとは思ってなかったです。(^^;
    もうちょっとゆっくり走ってくれると写真も撮れて面白いんですけどね。
    なにしろ速くて….

  13. ひょえええ!!ついにそこまでしちゃいましたか・・・。すごいです。すごすぎです・・・。自分でRC作れちゃうんじゃないですか?T2さん。ビットチャーGに負けないぐらいの。

  14. yukiさん、こんばんは。
    BitChaGはステアが切れるんで、これを移植できたら面白いんですけどね。
    ちょっと臓物が大きすぎました…
    真っ直ぐしか走りません…(^^;

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