2013 FIM Trial World Championship Rd.1 Grand Prix of Japan

その3、最終章。
GW連休初日、4月27日-28日に行われた トライアル 世界選手権 第1戦 日本グランプリ

前々から一度行ってみたいと思ってたトライアル、今年は念願かなって行ってきました。
場所はツインリンクもてぎです。
バイクの整備って ↑ のようにロードコースのピットを使うんですね。
パドック内のGTカフェにご飯食べに行って知った。
トライアル競技自体は山林部に造られたコースで行なわれます。

行ってみたいと言っておきながら、私、お恥ずかしいことにトライアルのルールを全く知りませんでした。(^^;
一応、書いてみるとこんな感じ。↓
・様々な競技区間(セクション)を走破して、減点の少ない方が上位。
 もてぎの場合は12セクションを3ラップします。
・減点は1セクションあたり5点が限度、つまり5点減点されたらそのセクションはもう終了。
・競技中に足を付いたら減点1点、1セクションで最大3点。
 つまり3回以上は何回足を付いても減点3。
・コースを仕切ってるテープを切ったり、コースを出たり、バックしたりすると5点。
 今年から採用のノンストップルールにより、車輪を停めると5点。
・セクションを通過するタイムは関係ないが、その日スタートしてからゴールするまで
 時間制限がある。
・ラリーで言うところのコ・ドライバーのように、一緒にコースを回る人が一人付く。
 この人をマインダーという。落ちそうになったら助けたり、攻略を一緒に考えたりする。
・減点を見張るのはオブザーバーって言う人達。セクションごとに何人か居る。
 見る限り、普通のおっちゃん達のような感じした。(^^;
ざっくりこんな感じ。これでもうトライアル知ってるって言えると思う。(^^;

出てる選手についても前知識はほとんどなくて、世界王者のトニー・ボウと日本人でチャンピオン獲ったこともある藤波選手(ニックネームはフジガス)ぐらいは覚えて行った。
↓日本国内で何度もチャンピオン獲ってる黒山選手。
この人、しゃべりも面白かった。o(^O^)o
…トライアルって、観客との位置関係が超近い。
セクションによってはマインダーと話してる内容も全部聞こえるし、観客に話しかけたり、直接応援したりするのも普通にできるぐらい。

超近いところと、山の頂上みたいに結構遠いところもあるので、レンズ選びに迷う。
今回は、ほとんど70-200mmで撮ってて、サブ機には16-35mmを付けてました。
↓こういう場面では水飛沫を食らうぐらい近いです。(実際食らった(^^;)

セクションはバラエティに富んでて、岩、水辺、すり鉢状の上り、山林などです。
当然、もてぎの山部分を使ってコースを作るわけですから、それなりに広範囲にわたってます。
なので、観る(撮る)にしても戦略を立てて臨まないといけません。
なにしろ1日に3ラップしかありません。
遠くまで必死こいて歩いて行ったのに、もうお目当ての選手は競技を終わって次に向かってた…なんてことも十分あります。
出走順序は下位の選手から、ワールドクラスの選手は最後の方です。
今回、私は最初に1-2セクションで全選手の競技を見て、終わったらセクションを何個か飛ばしてワールドクラスの選手を追う、という方針で回りました。
アップダウンの山道をそれなりのハイペースで歩いたんで、かなりしんどいです。(^^;

不思議なことに、重装備のカメラを持った人は少なかった(というか、自分の周りでは見なかった)です。
1DとかD4系の人は自分以外に数人見かけただけ。
SUPER GTのように600mmとかスゲー大砲持った人達なんて全然いません。
驚いたのは「PRESS」のチョッキ着た人もミラーレス使ってライブビューで撮ってたり…(^^;
あれれ?トライアルに大砲使って写真撮るのは場違いなのか?(^^;

そういえば、来る前にどんな写真撮れるのかイメージ沸かなくて、あれこれサーチしてみたけど、それっぽい写真ってあまり見かけなかったんだよなぁ…
写真なんて撮るより、本当に選手を応援する目的で、家族ぐるみで来られてる人たちが随分多いって思った。
SUPER GTとかって、隣で観てる人は自分と違うチームを贔屓にしてたりして、一緒に応援って感じは少ないですよね?(ファンシートは別ですよ)
だけど、行ったトライアルは世界選手権だから、全員、日本人を応援って感じなのです。
↑↓は藤波選手ですが、この人とか黒山選手とかの競技時は、歓声と拍手の盛り上がりがすごい。
オリンピックを観てるようです。

Day1は王者トニー・ボウの優勝、そしてDay2、藤波選手が終盤に逆転して優勝。
表彰式での感動は今まで観てきたレースの中では最高でした。マヂに泣きそうになった。
いやー、良かったわ。
来年も絶対行くと誓ったのでした。o(^O^)o
以上、GW特集にお付き合いくださりありがとうございました。
今年はこの後も色々行ってきます。
機会があればまた書きますかね。
…本記事の文章、久々にこんないっぱい書いたわ。
トライアルの面白さ、伝わったら幸いです。
すっかりファンになってしまったT2なのでありました。(^^;

4 thoughts on “2013 FIM Trial World Championship Rd.1 Grand Prix of Japan”

  1. T2さん、こんばんは。
    モトクロスよりもトリッキーなテクニックを駆使する分、見ている側は面白いですよね。
    しかし、場所が場所だけに、確かに大砲でトライアルは厳しいかもしれませんね。
    それでも最後の写真、疾走感が出ていて良い感じ(^o^)
    そう言えば『仮面ライダークウガ』のバイクスタントが、トライアル選手の成田匠・亮兄弟でしたよね。会社のバイク好きがたまたま子供と一緒に見ていて驚いたそうです。自分も教えられて見たけど、スーツ着てあのアクション、凄いです(^^;

  2. テルタインさん、こんばんは。
    最後のショットは結構な斜面の途中に登って足元不安定な中で撮ってるんで、この場所から巨大砲は無理ですね。
    撮るアングルは無数に選べるけど体力勝負な感じです。(^^;
    クウガの件知らなかったけど、調べてみるとバイクもGASGAS製だったんですね。
    へぇー、そうだったのかー。
    情報いただきありがとうございます。

  3. 昔、バイク屋の店長だった頃(30年位前)…オンロード(ヤマハ2st一本槍)→トライアル(TLR200)→モトクロス(YZ)というバイク人生を歩みました。MXに移行してから,TRでのバランス感覚は活かされていたと思います。
    …スタンディング・スティル、まだ出来るかな?
    ちなみに「ケニー・ロバーツ」「リック・ジョンソン」「エディー・ルジャーン」は自分にとっての神です。

  4. alfa45さん、こんばんは。
    私も昔乗ってたバイクはオンロード ヤマハ 2stです。(^^;
    オフロードには乗ったこと無いですけど、友達が怪我してる状況をハタから見ている限り、怖くて乗れない…更に、トライアルで崖に挑んでる姿を見ると、やってる人はどうかしてるとしか思えない。o(^O^)o

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