CM’sインプ2004 メイキング編です。

まずはバラしから。
バラして分かったど、後席にはヘルメットホルダーがあったんですね。
組んだ状態では全然見えません。
ところで、このモデルのボディとシャーシはネジ留めなのですが、ネジ留めした後、上から樹脂で埋められています。
ネジを回すためには樹脂を削り取る必要があります。
3mmぐらいのピンバイス慎重に削っていき、手応えが急に軽くなった瞬間に止めます。
残ったバリをデザインナイフで削ればネジが姿を現します。

そうしてバラしが出来たら、早速作業にかかります。
まずはフロントライトから。
このモデルはクリアパーツをボディに止めているボスがレンズの表現を兼用しています。
これはこれでいいのですが、今回はここにこだわってみます。
デザインナイフでボスを慎重に削っていき、ある程度まできたらペーパーで磨いて残り具合を確認します。
さらに削りと磨きを繰り返し、ボスの残り跡が分からなくなったらコンパウンドで透明度を出します。
かなり慎重にやらないと途中でパーツが割れたりするかもしれません。
右側が削った後。（コンパウンドで磨く前です）

ボスが差し込まれていた部分には穴が開いていますので、ここにライトを作ります。
今回はプラ棒を埋めることにしました。
2mmの丸プラ棒を穴の大きさに合うように細くし、先端に軽くドリルを当てて凹を形作ります。

それを裏から差込み、正面からちょっと出るぐらいで接着します。
ほら、適当な作り方ですけど、なんとなくそれっぽいでしょ？(^^;

ライト部をシルバーで塗ってウインカー部はクリアオレンジで。
元々のシルバー塗装部が薄いのと、隅々まで塗られていないので、こうして改めてキッチリ塗ると見違えるようにハッキリした表情になります。
塗装が乾いたら、先に作ったレンズを接着します。
端の方にほんの少しだけクリアボンドを着ければ接着後も目立たないと思います。

マフラー部。
これまでと違って、ちょっとお金をかけてみます…といっても250円ですけどね。
オリジナルのマフラーを切り取って穴を開け、そこにWAVEのC-PIPE No.2を差し込みます。
ドリル穴開けでは表現できないシャープな仕上がり。

アンテナ部。
資料を見ると、全部で5本立っていますが、そのうち3本は平たく短いアンテナ(？)みたいになっています。
これを再現するため、0.3mmのプラ板を適当に小さく切ってT字状に接着します。
本当はもうちょっと小さく作りたいのですが、ボディに開いている穴を塞ぐためにはこれぐらいが必要でした。

さらに残りの2本は通常のアンテナですが、今回はボディに開いている穴が小さいため、アンテナ基台の作り方をいつもと変更しました。
0.3mmの洋白線に普通のパテを巻き、乾燥したら適当な太さに削るだけです。
パテは簡単に削れるし今までのやり方よりこれの方が楽みたい。

それらを塗装したらルーフに取り付けます。
中心は長く、右前が短いアンテナ、それ以外が例の平たいやつです。
車載カメラとGPSアンテナ(？)もフラットアルミで塗装しておきました。

細かいコダワリですが、Bピラーの塗りが表面だけですので、こうしてマスキングテープを貼って横の部分までキッチリ塗ります。
あまり分からない部分ですけど、こうするとサイドが引き締まります。（半分は自己満足ですけど(^^;）

これ以外にも資料やhpiのモデルを参考に細かな部分を塗装しました。
ラジエターグリルとフロントバンパー下、バンパーサイドのスリット、リアスポイラー後ろ、ドアミラー内側、内装のリアトレイなどです。
ホイールとタイヤはSS.1の1998モンテより流用。
かなり車高を落としてます。
こうしてできたものを元通り組みなおして完成。
車高を落としているせいで、2004型でもかなり幅広に見えます。
ではいつものように比較を。左がオリジナル、右がいじり後。

オリジナルの5本アンテナと比較するのはちょっとカワイソウですね。
ここを変えるだけでもかなりかっこいいと思います。
さすがに良く出来たhpiと比べると全然ですけど、1/64と考えると大健闘、かな？
自分なりには満足ですわ。