…ということで久々に書くメイキングです。

やってることは大したことじゃないけど、ちょっと長めに書いてます。

デカールは大昔に買ってまだ残ってた、染料インクジェットで印刷できるミラクルデカールを使ってます。
今でも売ってるんかな？って探したらもう廃版みたい。
代わりのがあるみたいですけど、今回は残ってた余りでやってます。
プリンタはCanon PRO-100で設定はほぼMAX画質です。
印刷した後は水性のクリアコートを吹きます。これをサボるとえらい目にあうので、きっちり吹きます。

データを作ったのはフリーソフトのinkscapeです。
買い切りで持ってたイラレCS6が使えなくなったんですけど、これでも似たようなことができるし、デカール用データ作成程度なら何も問題なし。
トヨタのサイトにパートナー企業が丁寧に紹介されるのでデータを探すのも楽でした。
ベクターデータがあるのはそれを使って、見つからなかったのはスクショとかを加工してます。
まぁ、この大きさですから多少粗くても分からないし。(^^;

ちょっと工夫するのはラジエターの yaris 部。

単に黒地に白で書くとあまりにもはっきりし過ぎてイマイチに思ったので、濃いめのグレーで網掛けしてます。
結構いい感じに見える。

インクジェットで作るデカールは白が打てません、なのでそういう場合は白生地のデカールに黒を印刷すればいいのですけど、
そうするとギリギリで切った場合に端面が白く見えたり、水に浸した時に切り目からインクが流れ出たりします。
なので、今回は文字部分だけを白のデカールで貼り、その上からクリア生地デカールを重ね貼りする方法にしました。
クリア生地の方は一回り大きく描いて黒部分で覆い隠せるようにします。

ちょっと見にくいですが、↓ この写真のラジエター部とドア下の細長い白がベース用のデカールです。

この手法を使ったのは上記以外にもリアウイングの裏、Cピラーのロゴ4枚縦に連なったとこ、ハチマキ、です。
段差が余計にできてしまいますが、クリアを吹けば多少は解消します。

リアウイング裏の DSG MORI を貼りたくて、だいぶ削ってます。
実物を持ってる人はわかると思いますが、元はとても貼れる状態でなく垂直な壁になってます。
エッジにかけて薄く曲面になるように削ったつもりですが、PVCはとても加工しにくいです。

↓ サフを軽く吹いた後。削ってるの分かり辛いですね。

言い忘れました。
リアウイングはとてつもなく固く接着されてます。
外すの諦めようかと思ったぐらい。(^^;
瞬間接着剤で付けた後のようなのがあったので、もしやろうと思った方は気合いで外してください。(^^;

最も力入れたと言っても過言ではないフロント部。
まずはライトのボスを落とすところから。
↓ 削る前(左) と 後(右)、この後、さらに薄く削ってます。

「こう改造して欲しい」っていう設計者の思いが伝わるようなボスの構造なので、それに応えてライトはプラ棒で造ります。
2mmの丸棒の先端を軽く凹ませ、先端にかけて若干細くなるように削り裏から出すとそれっぽくなりました。

車高ですが、このモデルはラリー車っぽくストロークが非常に長くとれるように、軸の下を凹ませた構造になっています。
これはこれでナイスアイデアなのですが、カッコよさ重視でターマック仕様にしたくて落としてます。
↓ 軸の下にプラバン入れるだけ。

上の写真ではリア側も落とすようにしてますが、組んだ感じは何かちょっと雰囲気違う。
なので、2枚入れてたリアを1枚にして若干フロント下がりのクラウチング姿勢にしてます。
その方が雰囲気いいと思いました。

これ以外はホイール墨入れとか細かい塗装を追加したぐらい。
リアウイングは艶無しトップコートを吹いてます。

ダラダラ書きましたが、こんなことでも足掛け4日ぐらいかかった。(^^;

なかなかいい雰囲気なんでもう一個作ろうかなとか思ってます。
今度は実戦仕様で。
気が向くかなぁ…(^^;