8Cメイキング編です。

ボディのバラしはこれまでと同じ、3mmのピンバイスで。
まずは移植提供元のチョロQからゼンマイをはずします。
これをそのまま8Cのシャーシに載せられると楽なんですが、そうは簡単にいきません。
ゼンマイに通してあるチョロQの車軸が高すぎて、シャーシに載せるとタイヤが全く収まりません。
オリジナルでシャーシを作り直せば何とかなるかもしれませんが、ここは8Cのシャーシを活かして車軸周りを作り直します。
チョロQのゼンマイにカッター刃をそっと入れて丁寧に割り、車軸を抜きます。

この駆動ギアの付いた車軸を8Cのシャーシに載せるため、ギアが当たる部分に穴を空けるのですが、これが結構大変。
最初にドリルで穴を4個ぐらい空けて、そこをカッターで繋ぎ、さらに棒やすりとカッターで整形しました。

ホイールの内側もシャーシに干渉するので少し削ります。
車軸を置いて綺麗に回ればOK。
底面からみるとこんな感じ。

次にゼンマイを置きますが、これも削る必要があります。
ゼンマイの最終駆動ギアを埋め込んだ車軸に勘合させるには、ゼンマイケースの下側を削り、ゼンマイ自体をかなり後ろに持っていく必要があります。
さらに、8Cのボディから伸びたリベットステー部分の干渉を避けるため、下側を斜めにするように削ります。

これはこれで何となくカッコいいです。(^^;
ボディを載せると、ぴったり収まりました。

そうして慎重にゼンマイの置き位置を決め、接着します。
硬化の早い接着材だとゼンマイケースの位置決めが難しくなるので、今回はエポキシ系の接着剤で付けることにしました。
硬化までに時間があるので、ギアの勘合を慎重に決められます。
それと、ボディの前半分がスカスカになったんで、インパネまではオリジナルの部品を載せてやることにしました。

エクステリアの要、コインホルダーは提供元のチョロＱのを適当にカットして、8Cのボディとの隙を見ながら調整します。

コインホルダーに貼るシールですが、オリジナルで適当に作ってやります。
「Special Choro-Q No.08」と言うことで…（＾＾；
ラベル用の糊付きフィルムシートにプリンタで印刷し、上からガード用のクリアフィルムを貼ってあります。
今回は、これにカナリの時間を費やした事は言うまでもないですね。
カッコいいフォントを探してきて、それっぽくしときました。

前回と同じくウインドウはスモークを貼っておきます。
ゼンマイを固定しているエポキシが乾いたら完成。
ではオリジナルとの比較を。
上と左がオリジナル、下と右がいじり後。

こうしてみると、チョロQのタイヤとトレッドが広い分、いじり後のほうがカッコ良く見えます。
ところで、移植元となるチョロQですが、2台必要です。
チョロQは後輪の方が大きくて使えないので、前輪のタイヤだけを8Cの前後に使用することになります。
チョロQを2台使ってようやくできる今回のいじり。
重い割にはよく走ってくれたんで、満足ですわ。