ドリフト天国 S13シルビアの改造

ドリフト天国ミニカーのS13シルビアは、ライトのクリアパーツをボディに固定するボスが光を反射せず、その部分がライト幅を狭く見せてしまうという欠点があります。
このボスを無くして見栄えを良くする方法がWWさんのページに詳しく紹介されています。
今日はそれを基本にしながらT2流の方法でいじってみます。

ボディをバラしてライトに付いたボスを落とす所まではWWさんの方法と同じです。
その後、ボディ側の穴を隠す代わりにライト側にMODELER’Sのメタルルックを貼ります。
メタルルックは裏に糊が付いた10μmのアルミ箔です。模型店で入手できます。

これを適当な大きさに切ってライトの裏から貼り付けた後、綿棒でさらに密着させます。
この時、貼る時にできた細かいシワを伸ばすように密着させると綺麗に仕上がります。
その後、デザインナイフ等で余分な箔を取り去ります。

メタルルックを貼る前(左)と貼った後(右)。

これを接着剤や両面テープでボディに収めれば完成です。
この方法だと、ボディ面の粗に関係なく、レンズ側さえ綺麗にしておけばそこそこの仕上がりが期待できます。
反面、光を反射する部分がクリアパーツの厚みだけになってしまうので立体感に欠けます。
ですが、1/64のスケールでは問題ないと思います。
せっかくなので、もうちょっといじります。
マフラーの処理から。
このモデルはせっかく別パーツでマフラーを付けていますが、穴が無く、パーティングライン(金型を外す時にできるスジ状の跡)が目立つので、せっかく塗装までしてある別パーツが勿体無いです。
まずはピンバイスで穴を開けます。
0.4mmぐらいのドリルで中心に下穴を開け、そこから1mmぐらいの穴を開けていくとうまくいくと思います。
いきなり大きな穴を開けようとすると中心がずれてしまうかもしれません。

その後、カッターや紙やすりなどでパーティングラインを消し、ついでに今回はマフラー先端をちょっと斜めにしてみました。
塗装はフラットアルミを筆塗りです。

次にボディの墨入れです。
墨入れには好き嫌いがありますので、お好みで。
やり方は、艶消しブラックを溶剤で薄めに溶き、細い筆で軽く流し込むだけです。

乾いた後、はみ出た部分や余分な塗料を溶剤を含ませた綿棒でふき取ります。この時、綿棒に溶剤を含ませた後、新聞紙などに押し付けて余分な溶剤を絞るのがコツです。
溶剤を余分に含ませすぎるとせっかくの墨入れを全部落としてしまいます。
ホイールにも同様に墨入れすると良くなります。
左が処理前、右が処理後です。
写真ではちょっと分かりにくいですが、この処理をすると立体感がでます。

後は細かい部分をついでに塗装しておきました。
フロントグリルと内装の一部を艶消しブラック、ミラーの内側をシルバーで塗った程度です。
塗装が乾いたら、WWさんと同様にちょっとネガキャンの処理をして組み付けたら完成です。
改造前

改造後

どうですか?
ちょっとは良くなったでしょうか?
これらの手法はあくまで我流ですので、参考程度と考えていただければ幸いです。
こんなちょっとした改造でも、手をかけた物は何となく愛着が出ますね。
これが何よりも一番のメリットではないでしょうか…(^^;

5 thoughts on “ドリフト天国 S13シルビアの改造”

  1. ををっ、さっそくやりましたね。
    墨入れやマフラーの穴あけなど、手が込んでますねぇ。
    このモデルは素性自体はけして悪くないですから、
    細かく手をかけてやると見違えた感じになりますよね。
    私もT2さんを参考に、もう少しやってみようかな・・・

  2. このシリーズのシルビアはプラパーツのリアスポが無いので変な安物感が無くていいですね。
    マフラーですが、特にこのモデルの場合は太目のパーツですから加工もし易く効果も絶大ですよ。
    オススメです。(^^;

  3. s14後期NAのデフR180でしょうか。200を移植するのは無理ですよね

  4. メカドックさん、はじめまして?
    とんでもなく古い記事へのコメントありがとうございます。(^^;
    でも、スミマセン、何の事か判らないです。
    S14後期?この車はS13…
    デフR180?200を移植?
    難しい言葉連発ですわ…(^^;

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